ケーブル保護用合成樹脂被覆鋼管
(ポリエチレンライニング鋼管)

通常の環境では非常に強い耐食性を発揮する溶融亜鉛めっき電線管も、強い腐食性の雰囲気と常に接触していますと、その寿命が著しく短くなる場合があります。この様な特殊な環境向用途にはマルイチのポリエチレンライニング鋼管をお勧めいたします。

ポリエチレンライニング鋼管は、JIS C 8305(鋼製電線管)厚鋼電線管の原管を用いており、JIS C 8380(ケーブル保護用合成樹脂被覆鋼管)の内容に基づいて製造しております。
ケーブル保護用合成樹脂被覆鋼管
用途

ケーブル保護用として次の様な用途に特に有効です。

  • 1.地中埋設
  • 2.湿気の多い地下、トンネルなど
  • 3.化学工場など特殊環境
特徴
  • 1.雨水、海水、土壌などの自然条件の中で腐食や亀裂を起こさず、安定した皮膜を保ちます。
  • 2.酸、アルカリの他、多くの化学薬品に対し、常温で溶解する心配はありません。
  • 3.プラスチックの優れた電気絶縁性が効果的に利用でき、埋設配管の電食などに強固な保護能力を発揮します。
  • 4.一般的にポリエチレンは紫外線に弱いので、(1)に示された場所に使用するのが最適です。
施工について

本品は皮膜部の防錆力は絶大ですが、ねじ部や施工中のキズ部は無防備となりますので、施工後は必ず、補修塗料(例 カナエ塗料 SSTブラック)で塗覆してください。