経済学部 経営学科
2009年度入社
大阪事務所にて、国内営業の仕事をしています。2018年10月に事務所が移転し、本社と同じオフィスに場所を移しました。私たち営業マンが直に接するお客様はエンドユーザーやパイプ特約店で、納入依頼への対応や価格交渉、お客様のニーズを工場に伝えるための打合せが基本業務となります。担当するお客様のエリアは広く、新規開拓をすることもあるので日々の外出や定期的な出張も多い職種です。基本的にお客様からの代金決済は各商社を経由するため、商社の方とも会話をする機会が多くあります。国内営業とはいえ、現在丸一鋼管は海外進出を積極的に進めており、国内のお客様の海外進出に伴って我々の海外子会社が生産する鋼管や亜鉛鉄板、カラー鋼板などを求められ、お手伝いをするという機会も増えてきています。
製品によっては、工事状況等に応じて客先から急な納入依頼が舞い込むことがあり、そのような緊急事態に全力で対応したときは感謝の声をいただきます。また、お客様からの引き合いに対して、提案営業の一環として新しい素材のパイプを紹介し、コストダウンを実現させて「本当に助かったよ」と感謝されたときは、営業マンとしてのやりがいを感じました。しかし、このような対応も実際にパイプを製造する人たちの協力なしには出来ないため、日頃から工場とのコミュニケーションは非常に大切だと感じます。月に1度、関西地区の工場長を含む各製造部門の責任者や営業所長らが一同に会して生産会議を行い、工場の生産状況や営業から見た市況などの情報交換を行います。この会議に私も参加し、工場のメンバーと顔を合わせて会話する機会を大切にしています。
私は就職活動を始めた頃に、会社四季報で丸一鋼管という会社の名前を見つけました。丸一鋼管は、完成品メーカーではなく素材メーカーであるため知名度は低いものの、パイプは自動車、造船、建築などあらゆる分野で使用され、私たちの生活に欠かせない製品を作っている会社なのだと知りました。また、調べていくうちに、会社の格付けといった外部評価も良く、安定した経営で70年の歴史を持つ会社ということも分かりました。学校の先輩からも、「会社の知名度は低くてもその会社が無いと社会が回らない会社も有るよ」とアドバイスを受け、正にその会社だと思って入社を決意しました。
自分が就職活動中に心掛けていたのは、どの会社でも採用担当者に積極的に質問をする、エントリーが解禁されたらいち早くエントリー登録をする、など少しでも自分のことを覚えてもらうよう努力することです。また、自分の経験をふまえて言えることですが、有名な会社以外にもキラリと光る優良企業に目を向けてみることも就職活動をする上で非常に大切だと思います。会社の知名度に捉われず、自分が実際に働く環境としてどうなのか、という視点でいろんな会社に興味を持って活動してみることをおすすめします。